1. はじめに
お久しぶりです。相変わらず、マイペースに転職活動をしております。
最近の活動状況と考えを整理するために、この記事を書いています。ポエムや意識高い系みたいな話になる可能性が高いため、苦手な方は読まない方がよいです。
2. 転職エージェントを通して受けた会社を辞退しました
まずは、転職エージェントの勧めるがままに、面白そうな企業の面接を受けました。OSSの会社、仮想化技術の会社、RPAの会社などです。転職エージェントは、とりあえずオープンな職種を次々紹介してくるので、面接をしてみて「思ってたのと違う」と感じることが多々ありました。その結果、転職エージェントを信頼できなくなり、結局選考を辞退してしました。
企業の面接官は、みなさんとても良い方で、面接というより人生相談やキャリア相談に近い時もありました。
特に、某外資系IT企業の方にいただいた言葉には、感激しました。本当にありがとうございました。
- 「君のやりたいことは、うちではできないかもしれない」
- 「この面接は合格にするけど、うちで本当に働きたいかは、他の企業もじっくり見てから考えてほしい」
- 「例えば、あの会社とかいいんじゃないかな」
3. 某GAFAに落ちました
前節で書いた言葉を参考に、他の企業を見てみることにしました。
タイミング良く、某GAFAのリクルータからLinkedInでメッセージが来たため返信しました。GAFAなんてどんな特殊な選考が待っているんだろうとびびっていましたが、至って普通の選考プロセスです。
電話 → レジュメ提出 → 面接複数回 → オファー といった流れです。
私は結局、最終面接で落ちてしまいました。
しかし、今回不採用だった理由はフィードバックしてくれるので、今後のキャリアや転職活動の参考になります。私の面接に関するフィードバックを要約すると、以下のようなものでした。
論理性や技術面はポジティブな部分があった
面接中は論理的に話すことを意識していたし、質問されそうな技術は時間をかけて復習していたので、努力した部分を認めてもらえたのはよかったです。自分の努力の方向は間違っていないこともできたので、今後さらに努力します。
[追記]ちなみに私が復習しておいたのは、基本情報や応用情報に出てくるレベルの内容です。例えば、ソートアルゴリズムとか、IaaSとPaaSとFaaSの違いとそれぞそれpro/conのような、本当に基礎的なことです。XaaSについては、以前↓にまとめていました。
働き方やリーダーシップに、経験不足を感じた
それなりに自発的に行動し、積極的に新しいことに挑戦してきた経験を話しました。しかし、改めて思い返すと、結局はJTCでトップダウンの作業をこなしただけだったかも知れません。もっとチームを巻き込んで、JTCという枠に囚われて悲観的にならずに、できることをやっていこうと思います。
余談ですが、今回applyしていたポジションの求人には、「社会人経験6年以上」と書いていました。私はこれを満たしていないのに、選考が進んでいったため、「経験不足に関しては寛容であろう」「ポテンシャルを見ているのだろう」と楽観的でしたが、普通に落ちました。今は即戦力のみ採用する方針なのでしょうか。もしくは、経験不足をカバーするだけのポテンシャルを感じなかったということでしょうか。いずれにせよ、甘い考えでした。出直してきます。
4. 転職の思考法 を読みました
門前払いされるよりも、最終面接で落とされる方が精神的にきついものです。フィードバックをもらって前向きに慣れたとはいえ、今後のキャリアを考えることすら億劫になってしまう時間が続きました。
そんなある日、Twitterで知り合った転職活動仲間の方にいろいろアドバイスをいただき、本も紹介してもらいました。ありがとうございました。ちなみに紹介してもらった本がこちらです。有名な本ですが、私は読んだことがありませんでした。
本の内容については、私の転職活動における軸や考えと重なる部分が多く、共感できました。本のネタバレにならない程度に、印象に残った部分をメモさせてください。
共感したところ
上司を見て働くか、マーケットをみて働くか
「課長大変そうだから出世しなくていいや」とか「偉い人の機嫌を損ねないようなやり方で仕事しよう」と思っている人は、JTCには特に多い気がします。上司しか比較する指標がないと、結局その会社でしか通用しなくなります。
自分の市場価値を測りたいというのが、私が転職活動を始めた理由の1つでもあるので、とても共感しました。
「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない
JTCは基本的に終身雇用を前提として入社した先輩が多いため、「転職=悪」という捉え方をする方もいます。そんな中、市場価値を高めて選択肢を広げる努力を放棄した人の言い訳にすぎないという筆者の考えには、背中を押されました。
いつでも転職できるような人こそが、会社が前へ進むための原動力になるんですね。よく考えれば、当然のことですが。
この国では、マーケットバリューと給与のギャップを、40代後半になるまで誰も教えてくれない
終身雇用が保証されないこれからの時代、大企業に入って安心するのは危険です。定期的に職務経歴書をアップデートし、転職活動をすることで、マーケットが求める人材との差を体感することは重要だと感じています。
これを怠り、強い企業にぶら下がっているだけでは、突然その看板がなくなったときに路頭に迷ってしまいます。NECや富士通のこのニュースは、対岸の火事ではありません。(戒め)
5. 最後に
今後も焦らず、転職活動を続けていこうと思います。GWが明ければ、リクルータからメッセージが来ている別のGAFAを受けてみる予定ですが、他にもよいご縁があるかもしれません。そしてもちろん、現職も責任を持って、のびのびと頑張ります。
転職活動や普段の勉強について、Twitter(@iamnishipy)でも呟いていますので、よければご覧ください。DMも返します(多分)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上.
<このシリーズ>
コメント
> 質問されそうな技術は時間をかけて復習していた
どのようなポジションにどのような分野の復習をされていましたか?
通りすがりのエンジニアさん
コメントありがとうございます。該当箇所に追記しました。
守秘義務がありますので、詳しい内容は書けないことをお許しください。