[聴講メモ]GCPUG Tokyo Next Extended 2019 Infra Dayに行ってきた

聴講メモ

はじめに

Nishipy
GCPUG Tokyo Next Extended 2019 Infra Dayの聴講メモです。随時更新します。

GCPUG Tokyo Next Extended 2019 Infra Dayにいってきました。詳細はこちらから。

GCPUG Tokyo Next Extended 2019 Infra Day (2019/06/19 19:00〜)
Google Cloud Next SF 2019 が終わり、報告会の季節がやってきました! 今年は以下のカテゴリに分かれて、4回開催されます!! * 5/15 Serverless Day (sakajunquality, kuma, sinmetal) * 5/29 BigData Day (satoru...(続く)

セッションは、主に以下のような製品に関するものでした。休憩を挟んで、パネルディスカッションも行われました。

  • Google Kubernetes Engine
  • Traffic Director
  • Anthos

会場は、リクルートライフスタイルさんでした。グラントーキョーでけえ。



Introduction

  • Google Cloud Nextは、以下のサービスに関する発表が中心
    • G Suite
    • GCP
  • 開催地は、サンフランシスコと東京とロンドン
    • 今回のGCPUG Tokyo Next Extended 2019 Infra Dayは、先日のサンフランシスコ開催のNextについての発表
  • Google Cloud Nextのセッションの動画は、YouTubeに上がってる

「Next 19 Update Infra misc」by sinmetalさん

Anthos

Anthos でエンタープライズ コンテナ プラットフォームを強化
Anthos は、Google Kubernetes Engine(GKE)と Google Distributed Cloud(GDC)を支えるエンタープライズ テクノロジーの中核を成しています。
  • ぶっちゃけそんなに、新しいものではない?
  • オンプレのKubernetesも、GKEで管理するためのサービス
  • 昨年発表された、Cloud Service Platformのリブランディング版

OSSベンダーとのパートナーシップ

  • 従来は、Cloud SQLやMemory store for Redisくらいで、OSSのフルマネージドサービスは少なかった
    • 基本的には自社開発製品のクラウドサービス
  • OSSベンダーが、GCP上でマネージドサービスを公開できる
https://mag.osdn.jp/19/04/10/160000
  • MongoDB Atlas
How our customers are using MongoDB Atlas on Google Cloud Platform | Google Cloud Blog
Open-source cloud databases can run workloads quickly. MongoDB Atlas on GCP brings you combined billing, management and ease of use.
  • Elastic社の例
Elastic and Google Cloud Expand Elasticsearch Service Partnership
Elastic (NYSE: ESTC) and Google Cloud (GCP) announced the expansion of their managed Elasticsearch Service partnership to make it faster and easier fo

その他

  • Google Cloud Storage
    • バケットクラスが、追加
    • Nearline, Coldlineの下に、「Ice Cold Archive」が追加
    • いつ出るかは不明
  • Google Cloud Firestore
    https://cloud.google.com/firestore/?hl=ja

    • 複数のSub Collectionをまとめてクエリできるようになった
    • 「これがなかったら、タイヤがないポルシェみたいなもん」
  • Bigtable
    • Spannerに重点を置くのかと思いきや、今も活発に開発されている
    • 複数リージョンのクラスタを、自動同期できる機能が追加
    • デフォルトではmどのリージョンも、R/W可能で、相互に同期
    • R/Wできるリージョンを固定もできる
  • Cloud SQL
  • Policy Intelligence
    • 権限管理を支援するサービス
    • 以下のような機能追加
    • 利用していない権限の発見
    • トラブルシューティング機能。ポリシーにより弾かれた際のデバックなど

「Service Networking」by sakajunqualityさん

Service Meshの話

  • Netflixの記事が有名
    • Instagramは、モノリシックらしい
  • Istioが有名

IstioとEnvoy

  • Istioは、ServiceMeshのコントロールプレーン
Istio
A service mesh for observability, security in depth, and management that speeds deployment cycles.
  • 今日、バージョン1.2がリリース

  • Envoyは、L7で動く軽量なプロキシ
Envoy proxy - home
  • (イメージ)サービスAからサービスBに通信する場合
    • 直接通信せず、Envoyがサイドカーとして動作し通信を代行
    • Istioは、コントロールプレーンとして制御を担当
    • サービスごとにトラフィックのモニタリングが可能
    • 他にフォルトトレランスやセキュリティの機能も
    • 公式ドキュメントの図がわかりやすかった

Traffic Director

  • Service Meshのコントロールプレーンのマネージドサービス
Traffic Director  |  Google Cloud
Traffic Director は、Google Cloud で提供される、エンタープライズ対応かつフルマネージドのサービス メッシュ用トラフィック コントロール プレーンです。
  • 現在、α
    • 上記サイトによるとβ?
  • GKE上のサービスの他、GCEでもよい
    • つまり、コンテナじゃなくてもよい
  • まだサービスディスカバリくらいの機能しかないが、そのうちIstio同等の機能を揃える予定らしい(?)
  • ダッシュボード化機能もある
    • 各サービスのトラフィックか可視化できる
    • SLI, SLOを設定すると、エラーバジェットも計算してくれる
    • OSSでやりたいときは、Grafanaとかで組むことになりそう

Istio on GKE

  • Istio on GKEというのもあり、気軽に始められる
Anthos Service Mesh のドキュメント  |  Google Cloud
複雑なマイクロサービス アーキテクチャを簡素化、管理、保護するための、Google Cloud のサービス メッシュ ソリューション。
  • Stackdriverのサイドカーが動いている
  • Istio on GKE上のIstioのバージョンが1.1.xに上がるので注意
  • GKEのバージョンとIstioのバージョンは連動しているので、これも注意


「パネルディスカッション」by sinmetalさん, sakajunqualityさん, apstndbさん、kumakumakkkさん

ここからは、特に走り書きです。。

  • ServiceMeshのコントロールプレーンでIstio以外は?
    • Linkerdなどがある
  • ServiceMeshInterface(SMI)で、Istioに変化がある?
    • SMIは、Microsoftが提唱した概念
    • しばらくは、影響なさそう
  • Nextで期待していたけど来なかったものは?
    • Stackdriver for Istioなどのアップデートはなかった
    • Datadogの方が見やすいので、今後に期待
    • Google社内の製品をクラウドサービス化してきたが、Observabilityに関する製品はそのまま外に出せないのかも知れない(?)
  • IAMの細かい設定ができるうようになった?
    • Cloud IAM Conditionのこと?
    • 条件付きでIAMポリシー
    • 現在、Private beta
IAM Conditions の概要  |  IAM のドキュメント  |  Google Cloud
  • Istio on GKEの話題
    • Traffic Directorが出た後のマイグレーションを考えると、めんどくさい
    • Traffic Directorを待つべき(?)
    • カスタマイズ入れたい場合は、オンプレで立てるべき(?)
    • Telemetryを可視化する場合は?
    • Stackdriver monitoringとかGrafanaとかDatadog!
  • Anthos高い
    • サポートの人件費が高い(?)
    • エンタープライズ向けの価格設定
  • GKEのノードアップデートのいいやり方は?
    • Kubernetesにのせてる必要はあるか
    • 「K8sでステートフルを動かすのが難しいのではなく、ステートフルを動かすのがそもそも難しい」
    • すべてのアプリケーションを、再起動可能なよう作るしかない
    • インフラ側が頑張っても無理
  • メインで使っている監視ツールは?
    • StackdriverとDatadog(sinmetalさん)
    • アプリケーションエンジニアはDatadog中心
    • あとで見るときはGrafanaも
    • New Relicはどうか?
    • クラウドネイティブのイメージがない
    • AWSで使われていることが多い
    • 基本的にIaaSと結びついている

所感


以上.

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