
家で参考書を写経するだけでなく、アイデアソンのような外部イベントに参加するきっかけになれば幸いです。
1. ハッカソンとアイデアソンの違い
そもそも、ハッカソンとアイデアソンには、どのような違いがあるのでしょうか。
1.1. ハッカソンとは?
アイデアソンよりも、ハッカソンの方が聞きなれた言葉である気がします。
ハッカソンの意味は以下の通りです。
ハッカソン(英語: hackathon 、別名:hack day ,hackfest ,codefest )とはソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントである。個人ごとに作業する場合、班ごとに作業する場合、全体で一つの目標に作業する場合などがある。 [Wikipediaより]
ハッカソンは、様々な分野の技術者が集まって、お題に沿った何かを作り上げるものです。
自分自身や仲間と協力して、何か形になるものを作り、その出来を競います。
イベントの最後には、何か作品を作り上げないといけないため、駆け出しエンジニアにはハードルが高いように見えます。
1.2. アイデアソンとは?
一方で、アイデアソンの定義は以下の通りです。
アイデアソンは アイデアとマラソンを組み合わせた造語である。 新しいアイデアを生み出すために行われるイベントである。 主にIT分野で使われている。 1990年頃アメリカで使われ始めたと言われている。 ハッカソンと違い、物を作るではなく、アイデアを生むことに重きを置いたイベントである。ハッカソンの練習としてアイデアソンを用いることもある。[Wikipediaより]
書かれてあるように、アイデアソンのゴールは、アイデアを生み出すことです。
つまり、何か形になるシステムやアプリケーションを作らなくてもよいのです。
ハッカソンの練習として用いることが多いようですので、駆け出しエンジニアでも気軽に参加できるのではないでしょうか。
2. アイデアソンに参加すべき3つの理由
ハッカソンに比べて、アイデアソンの方が気軽に勉強できる
「私はまだ初心者・未経験者だし、家で参考書よんでいた方がよさそう」と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、初心者でもアイデアソンなどの外部のイベントに参加すべき理由を書いていきます。
2.1. 仲間ができる
アイデアソンの流れは以下のように整理できます。
- 与えられたお題に対して、解決すべき課題を出し合う
- 課題に優先順位をつけて、取捨選択
- 解決策を出し合う
- 解決策に優劣をつけて、取捨選択
このような作業は、通常、運営者側が分けたグループごとに行います。
普段関わらないような方々と、同じお題について議論することで仲間意識が生まれます。
自分と同じような目標を持っている仲間を見つけることで、勉強や転職へのモチベーションも上がります。
2.2. “プロ”のアドバイスを受けられる
アイデアソンには、各グループに一人ずつ、その道で活躍されているアドバイザーをつけてくれることが多いです。
例えば、データ分析系のアイデアソンでは、現役のデータサイエンティストの方がアドバイザーとして、グループに加わってくれています。
これは、業務で扱わない分野を一人で勉強していて、転職を考えている人などにとって、とても有意義です。
彼らがどのような仕事をしているのか、ざっくばらんに伺うことができます。
参考書を読んでいて疑問に思っていることを、休憩時間に聞いてみるのも良いでしょう。
アドバイザーの方も教えることが好きである場合がほとんどなので、気軽に答えてくださいます。
2.3. キャリアパスや今後の目標を見直すきっかけになる
現状の自分と現場の”プロ”を比較して、これからのキャリアパスを見直すきっかけにもなるはずです。
私は、「いまの仕事をしながら、それなりに勉強して、その後転職すればいいや」と思っていました。
しかし、現場の”プロ”に聞いてみると、「転職して働きながら学んだ方がいいよ」とアドバイスを頂きました。
希望のキャリアパスを歩むために、今何をすべきか。今すぐ転職しなくていいのか、見つめ直すきっかけになりました。
3. アイデアソンへの参加方法
「[興味のある分野] アイデアソン」でググれば出てきますが、いつ開催告知が開始されるのかわかりません。見逃してしまう可能性も高いでしょう。
アイデアソンやその他勉強会、もくもく会へ参加するために、登録しておくべきサイトについて紹介します。
3.1. connpass
まず、connpass(コンパス)です。
いろいろな方が、勉強会やもくもく会、アイデアソンなどのイベントを開催しています。
こまめにチェックすると幸せになれるはずです。
本を出版されているような強いエンジニアの方々の話が聞けるイベントもありますよ。
3.2. TECH PLAY
そして、TECH PLAYです。
私が初めて参加したアイデアソンは、このサイト経由でした。
TECH PLAYは、テクノロジーに関わる勉強会や交流会などの情報が載っているプラットフォーム出るので、
connpassの情報もTECH PLAY上でみることができます。
あと、UIがなんとなくかっこよくて好きです。
4. まとめ
- 駆け出しエンジニアはアイデアソンに参加するべき
- ハッカソンよりも気軽に参加できる
- 参考書を読んでいるだけではわからなかったことに気づくかも
- キャリアパスを見直すきっかけになるかも


以上
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